DVD NAVIGATION UNIT INSTALLATION (TOURAN)


近年のカーナビは高付加価値化が進み、なんと35万前後もするカー・エンターテーメント・システムの中核というのがトレンドのようだか、そんな大金はたいて買ったとしても、出てきた音にガッカリ(というよりはガックリ)きてしまいそうな予感がしたことと、TOURANの場合2DINのスペースが非常に低い位置にあるため、ここでは運転中の視線移動が大きく危険だと試乗時に感じたので、最悪でも収納式のインダッシュモニター・タイプ、できれば最小の視線移動で済むオンダッシュ・モニター・タイプのナビという条件で検討した。 最終的にはなぜかTVチューナーレスのAVIC-DRV001よりも安かった「楽ナビ」AVIC-DRV002に決定した、HDDナビにしなかった理由はDVDでも情報量は必要十分だし、何より価格が半分近く安いのが最大の選定理由であった。この選択は後々結構大変なインストールへの途を選ぶこととなっていった・・・

今回搭載するCarrozzeria AVIC-DRV002、ナビ本体、7"液晶モニター、TVアンテナ、赤外線リモコン等が同梱されている

箱に機材の寸法が記載されていたので掲載しておきます、なぜかこの手の情報はカタログにも載ってない事が多い...

ついでにフィルムアンテナとリモコンも、ちなみにTVアンテナはダイバシティ構成になってました。

【ナビ本体のインストール】

すでにインパネの2DINスペースは一杯なので、ナビ本体はインパネ上部の小物入れか、前席シート下の小物入れの中に収納することになります、私の場合運転席下の小物入れはカミさんのドライビングシューズが入っていたので助手席シート下の小物入れ内部に収納することにしました。

アンテナやリアカメラ、リバースライト電圧の信号は下の矢印ところから引き入れ、その他のモニターとの間の配線はセンターコンソールの中を通しました。 トゥーランのリバースランプはPWM駆動されていたので自作のビデオ切り替え器の制御回路に少し工夫が必要でしたが、ナビ本体の方は何の問題もありませんでした。

小物入れの中にはナビ本体のほかに付属のアンテナブースター、自作のビデオ信号切換え器(リバース時にDVDヘッドの映像にバックカメラ信号を自動割り込みをさせるため)を取り付けます、将来 地上波デジタルチューナーを追加することになるので十分なスペースを確保しておく必要があります。

ナビ本体が取り付けが終了した状態、黄色矢印のようにディスクの出し入れを行います。


【車速パルス信号の取り出し】

2万円以上もするCAN-BUSアダプターを買う気はしないので、スピードメーター裏のコネクターから車速パルス信号を引き出す作業をします。

上右の画像のように複合型のコネクターのあるピンに車速パルスの信号が来ています。 事前にネットでいろいろ調べていたのでここまではすんなり作業ができました。

このメーターA'ssyに挿さっているコネクターは実は3ピース構成になっていて、配線を確認して接続するためにはこれを一旦分解する必要があります。 下左の図のUNLOCKと書かれているツメを精密ドライバー等で押さえながら引き抜き分解します。

分解できると下左の画像のようになり、ようやく目的のコネクター・ピンにアクセスできます。 赤矢印が指しているのが車速パルスが来ている28ピンです、噂では何の接続されていないとの事でしたが2008年モデルのこの車ではちゃんと配線が接続されていました。

下画像の青白に黒点が見えるワイヤーがお目当ての線です。 下右画像のように分岐してから熱収縮チューブで絶縁処理をしておきました。

コネクターを元通り組み立てて、メーターを取り付けます。


【GPSアンテナの取り付け】

今回搭載するCarrozzeria AVIC-DRV002に同梱されているアンテナを設置する場所はフロントウインド内側に「ここを通してください」と言わんばかりのメクラ蓋が小物入れから繋がっている箇所があるので、ここを利用します。

内張りは樹脂なので、付属の鉄板を下に引いて取り付けました。

実施日 2008.Mar.17th


ナビ本体が付き、アンテナ、電源、車速信号も接続できたので次の行程(モニター取付)に移ります。


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