Power LED for Rear Seats (TOURAN)


Introduction

前席、バニティミラーに続きリアハッチ天井と室内灯のLED化を行ってきたが、後席の照明は純正のままだったのでかなり暗くて床下に落とした 物も良く見えない状態であった、先日立ち寄った秋月電子通商で1WのパワーLEDを売ってたので購入、その足で隣りの千石電商にも寄ってベゼル内に収まり そうなヒートシンクも購入してきたのであった、人はこれを普通衝動買いと言う(笑)

Prepearation

パワーLEDとヒートシンクは購入したものの、定電流駆動回路のことまで考えていなかったので、まずは幾つかのパターンで回路設計、結局後日また秋月にこのICだけを買いに行く はめになってしまった....


Design

定格で350mA駆動の1ワットLEDであるが、多少の余裕をみて330mAで駆動することに決定、このときのLED1個あたりの発熱量は 0.33[A] x 3.3[v] で約1ワット、電源が13.8Vで3個直列点灯だとすれば定電流回路での発熱は約1.3ワットと計算できる。 そこで今回は以下のような回路で駆動するこ とにした。

この回路のICがLEDと同じくらいの熱を出すので、十分放熱には気を付けることと、確実に動作させるために0.1uFのパスコンは忘れず付 けることが成功のためのポイント。

Assembling

パワーLEDやレギュレーターをヒートシンクに取り付けるのに、サンハヤト製のコレを使用。

ある程度固まるまで(30分ほどは)振動や変な力をあたえないように固定して待ちます。

何とか張り付きました、下画像の右上がLEDのみ2個で、左下側がLED1個とAZ1117-ADJの回路、何れも放熱用シリーコンで貼り付けただ け。

予備実験として1本だけで点灯させてみました。 けっこう明るい!

この状況ではAZ1117-ADJの発熱量が多く、すぐにヒートシンクの温度は60度ほどになります。

動作確認したので早速電極を取り付けて組み上げにかかります。

ガラスエポキシ基板と前席LED化のときに付属してきた電極を接着し

このようなAssyにし電源を取り出します、Touranの場合左右にレンズが分かれているので天井裏をケーブルを渡してから左に見えるコネクター を挿すことで、左側ハウジングで2本、右側ハウジングで1本のLED、これらの合計3本が直列接続されます。 当初は左右各3発で合計6発を考えていたの ですが、あまりに明るすぎるので3本にしました。

ちなみに裏側からみるとこんなカンジです...

実際に点灯させるとこのサイズのヒートシンクの放熱量では定格駆動ギリギリ可能といった感じです。

もう少し薄くて面積が稼げるヒートシンクが入手できれば安心なのですが...

下画像は実際に点灯させた状態のもの

(画像追加予定)


Epilogure

さすがに80ルーメン3発は明るくて、床下に落とした小物も容易に見つけられるようになりました。

強引に例えればインバーター式でない7Wデスクランプ(蛍光 灯スタンド)と同じぐらいの明るさといった感じです。

更新日 2009.Nov.21th

最初のころはもっと明るかったような気がしますが、約一年経ったところで 秋月電子通商で売ってた「5in1 デジタルマルチメータ(テスタ+周波数+温度+騒音+照度計)MS8209オートレンジ」で定量的に測ってみたところ中央セカンドシートの座面での照度が60ルク スありました。(2011年2月4日追記)

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