HEADUNIT INSTALLATION (TOURAN)


Touranに搭載するシステムは前席と後席で異なるコンテンツを楽しめる、いわゆる「2ゾーン・システム」を構築することにした。 その理由は最近とみに同乗者がDVD等の映像系ソースを再生する比率が増えてしまい、映像を見ることが許されない運転者は音だけでは退屈だし、最大でも2時間程度のコンテンツしか入ってないDVDでは頻繁にディスクの入れ替え換えを頼まれるなど非常にストレスがかかる事しばしという状態であった為である。 そこで今回の機材をチョイスするにあたり前席にはオーディオ中心のシステムを選定することに、さらにいまさらCDチェンジャーの利便性もないだろうということでiPODを接続できることを条件にいろいろ探していくなかで2007年末に発売されたアルパイン製のCDA-9887Jiに決めました。 それなりの音質は気になるだろうけどなるべくシンプルにまとめげたいという思惑もあったので、9887Jiならチャンデバ内蔵で内蔵アンプで2way駆動できる点も選定理由のひとつであった。

 一方、後席には目前に迫った地上波デジタル化に伴い番組録画したDVDがCPRM対応じゃないとダメという時代が来るのと、DivXにも対応しているのでいままでの録画をアーカイブしたディスク一枚になるべく沢山詰め込めれば同乗者が勝手に操作してくれるので、ディスクを入れ替える機会も減って運転に専念できるというメリットも期待できることなどの理由からカロのDVH-P520に決めた、2台並べたときもパネルデザインの雰囲気が近いのは有り難い偶然だった。 ちなみにDVD-RにROMフォーマットでMP3のファイルを詰め込んで焼けば1,000曲単位で収録できるのでCDチェンジャー代わりにもなるかと当初は期待していたが、現実いまだ一度もこのモードで作成したDVD-Rを再生する機会には恵まれていない....

今回搭載する機材を並べたところ、「あ〜 こりゃインストール結構大変だなぁ」という予感...

純正のヘッドユニットを取り外した状態、通常の2DINスペースよりもやや大きいので、マウントするにはDINサイズに合ったブラケットと目隠しのエスカッションが必要です 

純正のヘッドユニットを取り外した跡に標準のDINサイズの機器を取り付けるために必要な金具類は自作ということも一瞬考えたのですが、結局下画像のカナテックス製欧州車取り付けキットを購入、ちなみに エスカッション、ISOタイプからの変換するワイヤーハーネス、アンテナコネクター形状変換アダプタと簡単なマニュアルがセットになってる程度なのにれだけで約2万円もします、さらにCAN-BUSアダプターも付属して車速パルスが簡単に取れるタイプだと何と5万円近くもします(汗) もし純正の2DINナビ用のパーツがバラで取り寄せ可能ならばその方が相当安く上げられそうな気がします。(未交渉)

イルミネーション連動の信号は下の矢印のカプラーの中から該当する線を探してエレクトロタップで分岐させ取り出しました。

iPODの置き場所ですが、ここの小物入れがピッタシ収まるサイズで、底面にゴムが引いてあるのでビビらずスベらず何の工夫もせずにそのまま利用できてGood!、配線を通すところだけ内装を少し削りました。

CDA-9987Jiとの接続時にはiPOD側の表示は一切見ることもないので何の問題もありませんし、乗り降りの際の接続操作もこの場所であれば非常にラクです。 常にiPODをチェンジャー代わりに車に載せっぱなしで盗難とかが不安な場合には運転席右下の足元ヒューズボックス前の小物入れの中のほうが外からは見えないのでベターだと思います。

インプリントを実施するためにはエンジンを停止した状態でヘッドユニットを20分間程度動作させる必要があるため、ヘッドユニットに行くACC信号に細工をするアダプターを自作しました、下側左画像の右側の3ピンコネクターに測定モード突入用プラグを挿すことで9887Jiだけに電源が入るようにし最小限の消費電力で長時間に渡る測定にも耐えられるようにしました。 この箱の中には整流用のダイオードが一本入っていて9887JiのACCは、本来のACC電源と測定モード突入用の線との OR を取るようになっています、もしこのダイオードがないと電流が逆流して車両全部のACC電源が入ってしまい消費電力が増大してしまいます。

この仮称「測定モード用突入プラグ」には助手席側のドア裏サイドパネルを外すとアクセスできるようにしました。

インストールする前に2台のヘッドユニットをブラケットで結合して配線を事前にまとめておきます、こうすることでハーネスが押し込めず収集がつかない事体に陥ることを少しでも避ける狙いがあります。

シンプルを目指してたのですが、なぜか最終的には結構複雑なシステムになってしまいました(笑)

苦労して構築した2ゾーンシステムですが想像以上に便利で使えるものでした、特に後席の同乗者(主にお子チャマ)

に好評で黙って乗っててくれます(笑)、前席も気兼ねなく音楽を聴くことができて非常に便利になりました。


カーナビユニットを助手席下の小物入れの中にに設置することにしたため、実際の作業ではここまで一気に配線を通す必要があり、そのためにセンターコンソールまで全部外して作業しないといけなくなって一日で作業が完了できなかったので翌週の休みまで新車なのに内装外れまくりのボロボロ車状態で乗るはめになってしまいました....


実施日 2008.Mar.9th
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