CDA-9887ji Imprint (Audyssey) Re-Configuration


イントロ:

そういえば、ツイターをAMTに変えてからインプリント作業をしていなかった事に気がついた、マニュアルで設定して聞いていたのだが、折角なので機材 もあ るし、たまたま深夜に時間もあったので外来騒音が小さい時間を活用してインプリント作業をやってみた。 確か前回やったときはすごく品質が悪い偽モ ノFocal?の ツイターだったので、今回とはセッテイングは相当に異なるはずである。


設定方針:

 以前さんざん検討していた頃の経験から、運転席スペシャルなターゲットを設定するとピンポイントでf特がフラット化はされるものの軸外に放射されて いる音の特性が非常に悪く回り込んで聞こえる音が違和感ありまくりで聞くに堪えないし非常に痩せた音になる事がわかっていたので、今回も前2席をターゲッ トに選んだ。 このモードにターゲットを設定すると複数の測定点で総合的なスコアが高くなるようにコンプロマイズしたパラメーターを設定するようで、いわ ば放射エネルギーをベースにフラット化するCONEQのような方針の音に近い傾向になっていると想像される。

マイクのセッティング指示の画面はキャプチャーするの忘れてたので、最終的な補正2パターンと設定情報がセーブされたXMLファイルのみを掲載する。
測定したポイントは運転席と助手席の間、後席センター、助手席ヘッドレスト前、
助手席中央シート前 端、運転席ヘッドレスト前、運転席中央シート前端 の6箇所
ちなみに下の波形は上側の左が機械測定したf特、右側がそのインパルス応答特性で、その下の2つが理論上の畳み込み補正後の特性と思われる。

さすがにパチもんのツイターの時よりは元々の特性がいいので、補正後の特性もスムースになるようです。 実際出てきた音もそのままでけっこうイケる音 になっていました。 ちなみに、私の場合ヘッドユニットのパワーアンプのルーテイングを改造しているので、スモールのフロントSP+サブウーハ2発という 判定が出てました。


PC内部に保存されていたデータの考察:

情報がないので詳しいことはは判らないが、XMLデータについているタグから、ハード的に全ての信 号は48kHzでリサンプリングされているように思われる、今回は機械判定でフロントはスモールと判断されていてクロス周波数は140Hz~200Hzで 18dB/octに設定された。 サブウーハーはカットオフ周波数60Hzで12dB/oct設定されているようだ。 タイムアライメント値の単位はmSと思われるが正確なことは判らない。

PC 内部に残っていたXMLデータ

 さすがに、未だにこの機材持ってる人もそういないとは思うが、参考までに書いておくと上記のデータは拡張子を.rarに変えて解凍すると取り出せます。 それと 専用の測 定のアプリはver2.0が最新みたいです。 WIndows7マシンにインストールしようとすると添付されているドライバーが対応していないのでエラーになりま すが、FTDI社のサイトからVCPドライバーを落としてきてインストールすればWindows7でも使えました。

[注意事項]
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更新日 2015,Dec. 8th

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