SONY MDX-C5200改造のページ


1999年に購入以来、BUS側の入力信号の音質がいまいちだと感じながらも、気が付くと4年も経っていたという状況であったが、先日 少し時間があったので徹底的にバラして再調査をしてみたところ、やはり音質的に「それなり」となってしまうポイントが判明してしまったので、またまた改造の虫が騒ぎ出してしまったのであった・・・


  1. 改造の方針について
(条件1) 外部アンプを導入しているため、内蔵パワーアンプは不要。
(条件2) SONYバスで接続したCDチェンジャー再生時の音質を改善する。
(条件3) デコーダーの世代が古いMD部はイジってもしょうがないので手を付けない
(条件4) なるべくカネを掛けないでヤル
とにかく、条件2でボトルネックとなっているところを探して、これを改善するのが第一のポイント
  1. 改造準備
では、上記のような方針で改造してみることにして、まずはこんなカンジにバラします。 modules.jpg
続いて基板を止めてる菊座金付きのネジ4本と、リアパネルを留めているネジ2本を外してボトムシャーシからメイン基板を分離させます。
upfront.jpg
上の画像の右上の朱色がRCAピン端子。 パワーアンプICは中央奥のV字側の切り込みの裏にある。
  1. 回路解析
バス入力RCAピン端子以降の回路をざっと調べてみたところ次のようなものでした。
SONY MDX-C5200 Bus Input Circuit Schematic Diagram
全体的にいって回路としては非常にシンプルなものであったが、XA-107のページでも書いたように過大入力信号から保護するためのダイオードリミッター(D302, D301)が気になる、違法なCB無線などの電波を受けたときのための高周波バイパス用のコンデンサー(C316, C416)、同様に出力回路の赤色のコンデンサーも音質的な見地からは非常に気になる。 また最終段のミュート用トランジスタ(Q400〜Q403)はできれば外してしまいたい所だが、これを外してしまうと電源投入時や、エンジン始動時にポップスノイズが生じる可能性が高くなる(片電源設計のため)、そのためこれは手をつけないことにする。
  1. 入出力の保護回路を取り外す改造
前項でも述べたように、量産製品はあらゆる場面で問題なく動作しなくてはならないという制約があるので、高周波や静電気による障害から素子を守るための保護回路を実装している。 具体的にはバイパスコンデンサーやダイオードリミッター等であるが、過去の実験からも、これらはかなり確率で音質に悪影響を与えることが判明している。 音質的に不利になる要素はこの際排除してしまおうということで、実際にどのように対策していくのかというと、上の回路図で赤色で示した部品、下画像での赤矢印の部品を取り外してしまう。
上の画像で赤矢印で指した6個の茶色い部品が高周波バイパス用セラミックコンデンサー、黒いのは振幅リミット用のダイオード。 もう一個のダイオードは基板の表面にある。(下画像)
  1. パワーアンプ切離し改造
私の場合、外部パワーアンプを使用しているので、内蔵アンプを殺すことで無用の電流消費を押さえ、そのぶん安定した電源を回路に供給することが可能なようにする。 確実に実施するにはパワーアンプのICを外してしまうのが確実だが、後々に内蔵パワーアンプが必要となる可能性もあるため、単にパワーICへの電源供給を止めるだけにした。
上の画像JW2(赤矢印の2本のジャンパー線)をカットしてしまいます。
この改造で、セットの消費電流の変動が少なくなるため、定位や音質のアップが期待できそう?
  1. 改造後の印象
コスト的には部品を外しただけなので非常に安上がりな改造だし、効果もそれなりであったと言わざるおえない。 しかし、出てくる音を聞く限り、僅かでああるが確実に高域の鮮度がアップしたのが聞いて取れた。 さらに内蔵パワーアンプを殺したことで、音量を上げた場合の定位がより安定する方向へ改善された。私の場合、外部パワーアンプを使用しているので、内蔵アンプを殺し無用の電流消費を押さえることで、電源の変動が減少した効果が音に表われたようだ。 確実に実施するにはパワーアンプのICを外してしまうのが確実だろう。 実はこの後もう少し変えてみたいという気になったので、信号系のカップリングコンデンサー(C300, C400, C314, C315,C414, C415)を交換してみた。 その際オリジナルの値だとやや小さいような気がしたので全て10uFに交換した、こちらの方はエルナーの電解を使ったせいもあって、より自然な方向に変化した。 ハードでメタリックな傾向をお好みな人はセラファイン等にして味付けするのもいいかもしれない

 これだけの改造をやっても、MDX-C8000のバス入力時の音質には及ばないということが判ったことから、如何にLC75374を通すと音がヒドくなってしまうか明らかになったわけだが、さて次なるステップとして外部DAC+自作リモコンボリュームという構成に行くか、機材総入れ替えと行くか? また悩みどころがひとつ増えてしまったのであった・・・


[注意事項]
 本情報は、確実な性能及び動作等の一切を保証するものではありません。   従って本情報に基づいて機器を改造した際に、機器が動作しない、もしくは、 期待した性能が得られない等の障害が発生したり、万が一に事故等が発生したと しても、当方は一切の責務において関知しないものであります。  従って実際に機器の改造を行う際は、あくまでも各自、個人の責任において行 ってください、腕に自信の無い方は絶対にトライしないで下さい。
[Caution:] (Please use above documents, At Your own risk!)


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