McIntosh MDA-4000の巻

McIntosh MDA4000の内部画像をオトシンさんから送っていただきました。



画像奥側左側からデジタル入力(自動切替え2系統)、ほぼ中央にDACとその右にアンチエイリアスフィルターなどの出力回路とミューティング用のリレーが見える、一番右が音声出力のRCAピン端子。 

  

画像手前左側より電源のフィルター、中央のブリキのカンカラはDC-DCコンバーター、その右側に電源の安定化回路が見える。


こちらの面には殆ど部品なし


手前左側に見えるのは、信号のフォーマット的にはS/PDIF(IEC958 part2)だけどBNCコネクター仕様の同軸デジタル入力端子、その右の正方形の黒い部品は恐らくパルストランス、手前中央は独自仕様のデジタル接続コネクター、上に4つ並んだICはバッファーと移動切り替えのための回路。


表面実装タイプのためこの部品だけが基板裏側に載ってるようだ、左側がシーラスロジック社のS/PDIFレシーバーIC、右側にデノンと見えるのは通称「αプロセッサー」と呼ばれているデジフジフィルIC。


BB社(現TI)のPCM1702を使ったDAC、左右ch独立、上に見えるオペアンプはアナデバ社のデュアルオペアンプOP275と、高速低ノイズオペアンプのAD797。



AD797とOP275という比較的高価な石を多用した出力回路まわり、音声信号は画像下から上に向かって流れる。
紫色に見えるケミコンは多分OSコン。 白色の長方形の部品はミュート等のためのリレー



キーパーツに9255やデノンのヘッドと同じような部品を使いながらも、出てくる音は「やっぱマッキンだね」という製品になっているあたりに設計者の部品選定のセンスが伺えるような気がする製品である・・・

オトシンさん情報提供ありがとうございました。 inserted by FC2 system