McIntosh MC431 (100W 4ch Power Amplifire)の巻
無理に帯域を欲張った設計のためによく壊れると定評のある?マッキンのアンプであるが、先日ついに私の愛機も、BTL接続にしようとした途端、突然大音量で発振音の悲鳴をあげ、抵抗が燃える臭いや煙と共にパワーガード保護回路が作動し息絶えてしまった・・・
そこでやむなく分解した時の写真である(涙)、なお 原因となった故障した初段のオペアンプ(NJM5532D)は、この後HILOの手により交換され、現在は元気に復活している。
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分解する前の外観の写真、多少ヤンキーが入っているようで? なぜか半分だけ金色なのである(笑)
上面のパネルは厚さ12mmのガラス製だったりして、とにかく長くて重いアンプなのである。
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30個以上のネジを取外して放熱器兼シャーシーを取り外した状態
クラリオン製だとか? いろいろ噂されていたが、自動配線されたパソコンの基板のパターンみたいに、極端にタテとヨコのどちらかで90度に曲げられている、このように非常に割り切ったパターンは、どう見ても日本人の設計とは思えない・・・、チムニー状になった左右の強制空冷用トンネル部分を兼ねたシャーシーを取り外した状態
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外装を取外しアンプ基板を裸にした状態
左側の基板はインバーター電源部、右側がパワーアンプ基板、上下に各2chづつの回路がある
なぜか電源部の平滑コンデンサーは、たった2,200uFしかないのであった!
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パワートランジスターや整流用のダイオード等がズラッと一列に並んだ壮観な光景
あっ・・、終段がFETかトランジスタどっちなのか確認するの忘れてた〜
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パワーアンプの電圧増幅段のクローズアップ
サンケンの厚膜ICを使用している、初段のドライブはJRCの4558D (^ ^;)
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中央から右が内蔵のチャンデバ回路とBTL動作の切り換え回路、オペアンプはJRCの5532Dを使用
右端の黒い四角がRCAピン入力端子、その上下が非常に取り付けにくいので有名な?イモねじ式のワーヤーバインディングポスト
今回の故障で死んでたのはボリュームのすぐ横にあるオペアンプIC