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上の画像ではあまりそのサイズが感じられない思われるが、実際にはかなり大きくて、小型車のグローブボックスには入らない場合もあり得るほど。 その理由は非常に伸びのびとレイアウトされた片面基板による実装設計とテクノロジーの古さというか使用デバイスの時代を感じさせる部品群。 近年のシリコンチューナーを使った製品なら右下の基板の隙間だけで入ってしまうことであろう...
これがチューナーのメイン基板。 中央やや左の緑色に見える両面基板は、恐らくダイバシティのアンテナ切換のための検出回路のようだ、右下のシールドケースはチューナーのフロントエンドモジュール、その右がアンテナの切換回路。 どうやら基板の上半分は殆ど音声多重のための回路のようだ。 それにしても実装密度が低い基板だこと...
ダイバシティのアンテナが4本繋げられて、そのうちの2本がFMのアンテナとしても使えるのでヘッドユニットのためのアンテナ端子が付いてる構成なのに、なぜか音声のためのFMモジュレーターユニットが別体で必要という、何とも洗練されないシステム構成である...
これが、そのFMモジュレター、このユニットには前出のTVチューナーとワイヤードリモコンが接続される、電源はそれぞれで別々に必要。
上の画像がFMモジュレーター部の基板、左上のシールドで仕切られたのがアンテナ切り換え用リレーとモジュレータ出力の注入回路。 右上部分がＦＭステレオにマルチプレクスする回路。 基板の左寄り裏側には制御用のマイコンが載っている。 黒く見えるネジ止めされたトランジスタはたぶん電源の安定化回路用。
更新日 2004.May.2nd