Carrozzeria DEQ-P01の巻

本格的なDSP機能を搭載しながらも、非常にハイC/Pだと話題になっているカロッェリアDEQ-P01の画像を鈴木さんが送ってくださったので掲載します。

(以下に、鈴木さんからのメールを一部編集/加筆して掲載)


カロのデジタルプロセッシングユニット「DEQ-P01」を入手したので早速分解してみました。(^^; 

BB社のDACやOPアンプを大量に使って実勢価格が5万円程度ですから、なかなか良心的な価格設定だと思います。もっとも、ヘッドも合わせると結構なお値段になってしまいますが・・・。

(下画像左)

カタログ等で見慣れた外観です。筐体は鉄板を折り曲げたもので、例えばNakamichiのDAC-101などにに比べると、とてもしょぼいですね。 手前側に電源端子、ヒューズ、アナログ出力(8ch)があり、奥側にIPバス入力とカロ独自規格(?)の光デジタル入力が1chあります。

(下画像中)ボディーカバーを外すと、その中にもカバーが・・・。 この中にデジタル回路が収まっています。

(下画像右)底板です。(^^; 銅メッキがステキ〜

 
  上記中央の画像で見えるシールドカバーを外した状態。デジタル信号処理基板が見える。

さらにデジタル信号処理基板を外した状態。アナログI/Oと電源部が載った基板が下段に隠れていました。
電源/アナログ部で、銀色のカバーで覆われているのが電源部です。アップの写真はドジってしまったのでありません。(^^;
アナログ回路は、OPアンプにBB社のOPA2134が採用されています。コンデンサは全てELNAです。あ、1個青いのがあったな・・・。(^^; コンデンサは取り替えたいけど、取り敢えず素の音を聞いてみないとなんとも言えないですね。

  デジタル信号処理部のアップです。上部がパイオニアオリジナルのカスタムLSIを用いたDSP部、下に6系統並んでいるのがBB社のPCM1704を各ch毎に用いたD/A部です。6ch分しかありませんが、SW用には1ビットD/Aを用いているそうです、どのICだったか調べるのを忘れました。(^^;

電解コンデンサは、基本的に赤紫のELNAですが、DACの上側には電源デカップリング用のOS CON(頭が光っているコンデンサ)が使われています。DAC下側のケミコンの陰に3つ見えるICはのローパス兼バッファ用?のOPアンプで、BB社のOPA2134が2ch毎に使われています。
この価格帯の製品でPCM1704を6個も搭載するとか、比較的高級なオペアンプを採用したりと、アナログ回路部品にもけっこう気合いが入っている製品だといっていいと思います。後は小容量の高誘電体を使ったチップコンをどうにかすればけっこうイケそうな気がしていますが、肝心の音の方はどうだったのでしょうか? 鈴木さ〜んあとで教えてくださいね〜 (HILO)


鈴木さん、情報と画像ありがとうございました。 inserted by FC2 system