Nakamichi DAC-100 (D/A Converter) の巻

DAC101がPhilips社のTDA1541S1を使用しているのに対して、DAC100はバーブラウン社のPCM1700という比較的初期のマルチビットDAC(16bit)を片chあたり2個使用したユニットである。 前者は非常に長い期間に渡って使い続けられた石であるのに対して、バーブラウン社の石はどんどん進化し続けており、PCM56以降はデルタシグマ型の内部構造を持つシリーズに変わってきている、現行で発売されているDAC41ではおなじBB社(最近TIにTOBされた・・・)の20bit設計のPCM1702を搭載するに至っているが、BB社の最新品種である24bitタイプの石かHDCDのデコーダーを搭載したモデルの登場が期待される。 

アナログ基板の画像:パラレル入力の大きなDIPバッケージDACが4つ並んだ基板は壮観だが、時代を感じさせる・・・

基板のほぼ上半分を占めるLPFフィルター回路は、どうやらディスクリート素子による構成のようだ、抵抗は高精度の物を多用しているようだ。


軽量なアルミ板のボディに収められた基盤は2枚、底面に電源系とデジタル系の基板、上面の基板にはDACとアナログ系が載っている。


重厚なアルミ押出し材のボディに収められたDAC101と比較すると、軽量化に相当の力を注いでいるようだ・・・


このページの画像は、まよさんから提供して頂きました、どうもありがとうございました。


(協力/写真提供:まよ氏)

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