Nakamichi CD700 の巻


解説

ナカミチ社の超高級CDヘッドユニットである、ショーの会場で運良く中身を撮影するのに成功。
よく見るとパネルとか構造とか非常にコスト掛かっているのが解るが、一見だと、さほど高級に見えない、ブラックフェイスってもしかして意匠的に、とっても損なのかもね〜?

Front View(CD700外観)

FRONT VIEW
正面のショットを撮ってなかったので、これはカタログから

Front Inside View(セットのフロントパネルを外した状態)

Inside VIEW
外したフロントパネルの裏面。 右端にはアルプス製の大型ボリューム、左側にはフェーダーやバランス用の小型ボリュームが見える。
VOL UNIT
上記の画像を下からみたもの、基板上に四角く見えるDIPのICはバッファー用のオペアンプ5532D(右側)、EQ用?のオペアンプ4558D(左側)。
左下の方に置いてあるのは、アナログボリュームを取り外したもの、連動誤差の点でも有利な大型16φの4連タイプを使用しているようだ。

CDメカがチェンジャーであり、非常に凝った構造のため、僅かに見えるCDディスクのガイド以外は良く解らないくらい入り組んでいる、きっと分解するのとっても大変だと思う・・・。
  Inside VIEW
残念ながら、当日はDACなどの電子回路部分は見えなかったが、後日、鈴木さんよりメールで教えて貰った情報によると、DACはBurr Brown社PCM1704、これを受けてJRC 5534DD→NEC 4570D→JRC 4558Dの順でOPアンプが並んでいるそうです。 それにしてもナカミチに製品って結構汎用OPアンプである4558が音色のキモ(ボトルネックとも言うが・・・)になっているような気ががするのはワタシだけだろうか?
ちょっとDAC以降のOPアンプの段数が多いような気がするのですが、もしかしたらGIC型のLPFかも知れませんね? (現物を見ないとなんとも言えませんが・・・)
コンデンサー系は昔の様に松下のミューズではなく、エレナー社のものが採用されてました。


鈴木さん、情報ありがとうございました。


(上記画像は2000年5月に所沢で行われたHiFiカーオーディオフェアでナカミチブースに展示してあるものを撮影)

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