FreeDSP Classic SMD A/B plus II
Board Building up page
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A DIY Audio Processor Development Project.
(FreeDSP Classic SMD A/B plus II version 0.1 Board)
Board
Mounting Example (TAKACHI PF15-3-10D)
たまたま秋葉原ラジオデパート2Fの鈴蘭堂で製造終了のテイシン製TO-13Bが処分価格で
売ってたので速攻でゲットしました、下の画像がケーシング完了した状態です。基板は5mmのスペーサーで底面に取付けています、シンプルなア
ルミ製なので加工も楽でした、まだ在庫あればオススメです。 本来の向きではなく横向きに使うので基板を組み上げた後ではフタを閉じるこ
とができないのでフロント側を切り抜いて対処しました、ポッカリ空いた隙間はホームセンターで買った幅30mm厚さ2mmのアルミバーを加工して作ったフロントパネルを増
設して隠しまし た。 ブラザーのラベルプリンターP-touchで印刷した透明地黒インクのシールをインスタントレタリング代わりに貼っていますが、ア
クリル板の裏側にプリンターで印刷した紙を貼って作るのも透過照明にできるのでデザインの自由度があっていいと思います。
FRONT PANEL (TO-13B + 2mm thick AL panel)
Top-Panel/Chassis
Inside/Bottom Chassis
REAR PANEL
プログラムを書き換える頻度は高くないので、ノブとフロントパネルを外してトップパネル前面の
穴にUSBケー ブルを挿して行いますが、頻繁に書き換える方はmicro-B
のUSBケーブルが挿せる穴も開けておいたほうが良いと思います。DSPのリセットボタンの穴は電源の再投入で代用できるので今回は開けていません。 ボ
リュームはもう一個付け
ておいたほうがサブウーハーの音量調整とか、左右バランス調整に使えるので便利かもしれません、必要になったら追加工するつもりです。 電源のLEDはサイドエミッション
型に取り替えるのも良いのですが、アクリルの切れ端を三角形にカットしたものを上に貼り付けることで光の向きを90度変えています。
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12V供給時の動作状態での基板全体の消費電流は180mA程度です、余りにも電流が多かったり極端に少なかった り
する場合には、部品の実装を再点検してみてください。
続いて定電圧ICの出力電圧をチェックします。
- U6 - タブ (+5V)
- U7 - タブ (+3.3V)
開いたコンテキストメニューの中からWrite Latest
Compilation to EEPROM を選ぶとEEPROMに書き込みが行えます。
96kHz Sampling Audio Performance Check
出力のフィルターで使用しているコンデンサをMLCCのままで、96kHz動作にてADC〜DAC
の1kHzサイン波スルーで歪特性を測ってみました。
Measurement System Signal Path Performance
(Emu-0404USB, D/A to A/D, 96kHz)
最初に、測定に使用したEmu-0404USBの入出力オーバーオールでの歪特性です。Opア
ンプを低歪なもの交換しているので、歪やノイズフロアは十分に低いと思います。
IN0 --> OUT0 Distortion Performance (ADAU1701 内蔵ADC→オンチップDAC,
192kHz動作)
DSP内蔵のADCとDACですがオマケ機能としては十分低いノイズレベル、歪特性も問題ない
位低いレベルです。
IN0 --> OUT2 Distortion Performance (ADAU1701搭載ADC→オンチップDAC,
192kHz動作)
ケミコンへのデジタル系からの飛び込みや、基板パターンの違いでチャンネルによっては多少の差
があります。
IN0 --> OUT4 Distortion Performance (ADAU1701搭載ADC→増設DAC PCM5102A
、192kHz動作)
単品で発売されているオーディオ用DACなのですが、さすがに歪の量もハーモニックスペクトル
の本 数は少ないのですが、中高域のノイズはADAU1701より多い感じですし、低域端にもノイズが多いように見えます。
Frequency Response
Measurement System Frequency Response
測定に使用したEmu-0404USBの入出力特性です
Emu-0404USB
DAC-DACスルーの測定結果です、この特性からのズレとして相対的に読んでください。
IN0 to OUT0 Overall Frequency Response
ADAU1701内蔵ADC --> ADAU1701内蔵DAC の周波数特性です。可聴帯域はほぼフラットでした。
IN0 to OUT5 Overall Frequency Response
ADAU1701内蔵ADC --> PCM5102A
DAC出力の周波数特性です、可 聴帯域に特に問題がない事がわかります。
Latency Check
DSP内蔵のDACと外部のDACではデータの転送に掛かる時間に加えてDAC内部処理の時
間が必要なために、両者のアナログ出力には微妙な時間的ズレが生じる場合があります。 このズレの量は動作しているサンプリングレートやDSPのプログラ
ムに
よって異なる場合がありますから、時間や位相ズレにシビアなアプリケーションの場合には両者のズレを補正(早い方に遅延処理を追加する)する必要がありま
す。 確認する方法として両者から同じインパルス等のコンテンツを出力して2chのオシロで両者を比較するとか、逆相で出力したものをミックスして音が消
えるように設定
するなどの方法があります。遅延量はプログラムの最適化処理やSchematicの書き方等で変化する可能性が高いので、以下は参考程度の情報だと思って
ください。
以下に実際に動作させてみた例を示します。
48kHz |
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PCM5102Aの方が40uS(2サンプル)程先に音声出力が現れている
CH1:ADAU1701内蔵DAC,
CH2:PCM5102A DAC出力
CH3: LRCK
CH4: MUTE
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96kHz |
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PCM5102Aの方が約120uS(約11サンプル)ほど遅れて出力されている
CH1:ADAU1701内蔵DAC,
CH2:PCM5102A DAC出力
CH3: LRCK
CH4: MUTE |
192kHz |
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PCM5102Aの方が約80uS(15サンプル)ほど遅れて出力されている
CH1:ADAU1701内蔵DAC,
CH2:PCM5102A DAC出力
CH3: LRCK
CH4: MUTE |
CNC Tattoo Version Front Panel
CNCフライスの練習がてらにNC加工してみました。 文字彫刻の切削条件が良くなくて綺麗に彫れていませんね・・・