FreeDSP Classic SMD A/B plus II Circuit Design Page |
Git-Hub https://github.com/CyberPit/FreeDSP_Classic_SMD_AB_plus-II
(←最新の設計ファイル類はこちらからクローンしてください)
VERSION | Date | Note |
0.1 | 23rd. Aug. 2020 | Initial release version schematic. |
0.2 |
4th. Oct. 2020 |
Change R49 from 47k to 4.7k ohms,
Pull-down IC4-pin12 to GND to have a capability of 192kHz Sampling |
回路動作の解説ですが、基本的な部分はFreeDSP Classic SMD A/Bを踏襲していますの共通な部分の解説は省略します。今回追加した部分ですが、I2S出力のDIG6/7にPCM5102Aを接続してアナログ出力を 2ch追加しました。J3の20ピンI2Sヘッダーは何も仕様を変えていないので、外部にADC/DACを接続することで基板上の入出力とは別に入力2chと 出力 6chの追加が可能です(全部で4in 12outまで拡張可能です)。各出力端子のレベルは全て2V仕様です。OUT4/5(DIG6/7)は PCM5102Aがポップ音レスの石なので電源オンオフ時の ミューテイング回路は省略していますが代わりに動作中はDACチップのソフトミュート機能が他の出力チャンネルと連動するようになっています。 毎回必ずというわけでなく時々なのですがDSPを再コンフィグレーションするときにポップ音が聴こえることがあって気になっていたのでDSPのリセットに連動して出力 ミュート動作を開始 するように回路を追加しました。 その他の追加としてFreeUSBi機能の取り込みを行い市販のExUSB-FX2LP基板がそのまま挿さるスロットを設け ました、ADI製のUSBi対応の10pinヘッダーもパターンを残してありますので、何れの方法でもDSPのプログラムを書き込めるようになっています。殆 どケースでマスターボリューム用にAUX(ADC)にボリュームを接続することになったので、マスター音量に加えて左右バランスとか、サブウーハーのレベル微 調整とかに使えるように常設のボリュームを2個搭載できるようにしました。AUX系の残り1つはヘッダJ1として残したのでGPIOとして利用することも可能 です。
当初PCM5102AにはMCLKを与えていたのですが、ADAU1701が動作するマスターク ロック信号では周波数が低すぎてPCM5102Aが192kHzサンプリングで動作できないのでpin12をGNDに落とすことでDACチップ内蔵のPLLを 起動させるように変更しています。
FreeDSP Classic SMD A/Bの頃から共通の対策なのですが、DSPのリセット端子が十分Hレベルに達するようにプルアップ抵抗R49を47kΩ→4.7kΩに変更する必要があったのです が、一部の資料で回路図の更新から漏れていたのに今頃気づきました、気づけなくてごめんなさい。 もしUSBiを接続した状態なら動くのにUSBiを抜くと動 かなくなるという症状の場合は、リセット端子の電圧と、ここのプル アップ抵抗値を確認してみてください。