Example: 2way Crossover Channel Divider |
Input0/1から入力した信号をツイター(高音用スピーカ)用ーとウーファー(低音用スピー カー)用に分離して出力する、ウーファー用の信号の方が群遅延量が大きいのでツイター側にはディレイを加えている。 一般に能率が高いツイター側のアンプで音 量を絞るが、DSP内でもアッテネーター処理ができるように構成している。
INPUT TERMINAL |
DSP INPUT | DSP
OUTPUT (TERMINAL) |
COMMENT |
INPUT-1 (R) | Input1_0 |
DAC1 (Output-1) |
Right channel Woofer Output |
DAC3 (Output-3) |
Right Channel Tweeter Output | ||
INPUT-0 (L) |
Input1_1 |
DAC0 (Output-0) |
Left Channel Woofer Output |
DAC2 (Output-2) | Left Channel Tweeter Output | ||
Control Voltage | ADC_0 | - | MP9 as a Master Volume Control Voltage (3.0V full scale) Optional |
まず、フィルター部分とディレイだけの、ごくシンプルな基本構成例から、レベルメーターで帯域別の 音量変化を確認することができます。
2-way
Crossover Dividing Network embedded 4 channel Amprlifire Page
最近ではバッフルステップ補正が必須と感じているので、これも対応した本格的なものに拡張し、 Master Volumeも追加しました
MP9の電圧で音量が変化します、ハイレゾ対応を優先し実行ステップ数を節約するためにレベルメー ターを外して、アッテネーター部分をNo Slewタイプに変更しています(設定変更時にポップスノイズが出ることがあります)、基板上にRV3を実装していない場合はマスターボリュームを絞り きった状態になるので音が出ません、トータルゲインの調整が不要でマスターボリューム機能が不要な方は「SW vol1」を削除してバイパスしてしまうか、簡易的に下の画像のようにジャンパー線を 使ってJ1のpin1-pin5間を接続して最大音量にセットします。
TIPS: If you don't have Rotary Potentiometer, you can bypass (equals maximize volume) like this way....
また、このDSPでは一切の部品を変更することなくサンプリング周波数を2倍(96kHz)、4倍 (192kHz)で動作させることができるので、これに対応したプロジェクトファイルも用意しました、サンプリング周波数を上げるとその分だけ1サンプルの遅 延時間が短くなるのでディレイに設定する値は2倍あるいは4倍に補正する必要があります。
密閉型エンクロージャーは別として、バスレフ型やパッシブラジエター型のエンクロージャーの場合、 ポートやパッシブラジエターが共振する周波数から下の領域では制動が効かないために謂わば「暖簾に腕押し」状態となります、この領域の成分を含む楽音を再生し ようとすると振動板が大きくいつまでも振幅してしまうので、その結果としてフルボトムしてしまって異音を発したり、そこまでいかなくても高域音に混変調歪みが 生じたりして著しく再生音の品位を下げてしまいます。 パワーを入れたところで大して音圧にならない害があるだけの周波数領域なのであれば、いっその事カット してしまった方が再生音の品質を高く保つ事ができます。 具体的にはその領域をカットするHPFを入れる事でその目的を達せます。 実装はC/Dの前段に HPFを追加しても同様のことができますが幸い3way用のモジュールがあるのでこれを流用することで簡単に操作性が良好なHPFが追加できます。(3way のウーハー用出力を使用せず2way+HPFとして利用します)
2wayシステムのバリエーションとして、フルレンジシステムに1本だけサブウーハーを追加する 2.1chシステム用 のセッテイングを公開しておきます。 サブウーハー用のチャンネルは左右の音をミックスしたモノラルになっています。 ハイレゾ対応のセッテイングも追加して おきました。
適当に読み漁った自己流なので正しいインプリではない場合があります、あしからず・・・・・