Original DIY Active Crossover Deviding Network

まだ設計しただけで作ってないけど、完成がいつになるか解らない(笑)ので、 とりあえず、回路図だけ公開しちゃいましょ〜、もしワタシより先に作って みた人がいたら感想をレポートして下さいね〜。

全回路図(Schematic Circuit Diagram)


[特徴]


[解説]

OPA2604によって構成される差動入力アンプを経て受けられた信号
は次段の4次ステートバリアブル・フィルター回路に入力される、
このフィルター回路は4つの積分器をシリーズに接続して帰還を
掛けたもので、HPFとLPFの出力が同時に得られる、これら
の出力はRfの値を変更する事で、Linkwitz-Rielyアライメントの
位相関係を保ったまま、任意のクロス周波数に変更する事ができる。
 当然ながら、何れの周波数のクロスであってもクロス周波数の
レスポンスは-6dBの一定になる。 さらに、オプション回路とし
て、ほぼ360度に渡り、クロス周波数での位相を連続可変できる
フェィズシフター回路を搭載している、この回路はディレイとし
ての効果もあるので、リスナーに近い方の系統(フロント or サブ)
出力の何れかに挿入するのが正しい使い方。 
 この後信号は、レベル調整のVRを経てラインドライブ用のバッ
ファアンプを経由し出力端子に接続される。 もしも、パワーア
ンプとの接続に使用するケーブルが著しく短い場合には、無用
な音質の劣化を避けるためにも、この最終段のバッファアンプを
バイパスする改造を薦める。


[製作]

このセットの心臓部であるフィルター回路には、高品質なFラン
ク(±1%)やGランク(±2%)の高精度パーツを使いたいところ
だが、別にJランク(±5%)でも駄目って事は無いので、自分の
好みの音がする部品を選別して使っても構わない、抵抗はMF型
(金属皮膜抵抗)のもの、時定数用の10000pFのコンデンサーは、ス
チロールコンデンサー、積層フィルムコンデンサー、ポリプロピ
レンコンデンサー、ポリエステルコンデンサー、マイラーフィル
ムコンデンサーなどがお薦め、お金に余裕がある人はシルバード
マイカコンデンサーなんてのもあるから、試してみては?
 オペアンプは、初段以外は、全てFET入力タイプのものに指定
(NJM2082,LF353,TL072,M5238,OPA2604,OPA2134 etc...)なの
で交換の際は留意すること。



[接続方法]

グランドと+12V端子は、必ずパワーアンプと同じ電源の系統から
引くこと、こうしないと後でオルタネーターノイズ等に悩まされ
る可能性があるので注意!、REMOTE端子は通常どうりヘッドのリ
モート出力等に接続する。(当然ながら、作業中はバッテリーの
+端子を外しておこう!) INPUTにはヘッドからの信号を入れ、
HF-OUTをフロント側のパワーアンプへ、LF-OUTをサブウーハーの
パワーアンプへと接続すれば接続終了。



[調整方法]

まずHF出力側だけを鳴らして、任意の音量となるようにパワーア
ンプのゲインを調整する、次にサブウーハーも鳴らし、LF-LEVEL
のセンター位置で音量バランスが取れるようにサブウーハー用の
アンプのゲインを調整する。
 一旦電源を落とし、助手席側だけのチャンネルを接続し、サブ
ウーハーとフロント側の位相関係をLEFT-PHASE(右ハンドルの場
合)コントロールで合わせる、一番重低音がフラットに出るポイ
ントに合わせればOK! 次に運転席側も鳴らして、同様に位相
をRIGHT-PHASEコントロールで調整する。
サブウーハーの方がリスナーに近い場合には、サブウーハー側
の位相を変化させて調整するように改造してください。

 クロス周波数を変更した場合には、同様の手順で位相の微調製
を再度行う必要があります。



[注意]
制作や取り付けは、各自の責任において行ってください、万一
うまく動かなかったり、思った様な音がしなくても、HILOは一切責
任を持ちませんので、あしからず。

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